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与党の政治家を甘やかすネット右翼 ー NHK貧困女子高生報道


先日、NHKがニュース番組で「貧困女子高生」を取り上げたところ、ネット右翼が「捏造だ〜」と大騒ぎ、そしてあの片山さつきがそれを煽るという醜悪な構図が展開されています。

これを見て思うのは、日本人の中で最も「貧困」なのは、自民党を支持する層の事実を分析する能力、そしてより良き世界を作ろうとする向上心といったところでしょうか。

--
NHK「貧困女子高生」報道炎上~ネット右翼と融合する政治家~
古谷経衡 | 評論家/著述家
2016年8月23日 10時9分配信

NHKが2016年8月18日に「ニュース7」の中で報じた「貧困女子高生」報道にネットが炎上中だ。この報道を要約すると、母子家庭の女子高生が、低所得のため専門学校への進学費用である約50万円を捻出できず進学をあきらめてしまったこと、その他に家にクーラーがない、パソコンがない、という窮状を扱ったもの。

わずか6分少々の特集ではあったが、ラストでは被写体となった女子高生が、横浜市のシンポジウムで「子供の貧困の実態」を訴えるという内容で終わる。これに対し、またぞろネットユーザーが「本当は(この女子高生は)貧困ではないのではないか」と疑いを持ち、SNS等で「本人特定」を開始。

やれアニメのグッズを買った、高い画材を買った、高いランチを食った、映画に行った、DVDやゲーム機を持っている、などと私生活の消費動態を徹底的に調べ上げ、「NHKの捏造だ!」と大騒ぎしている。

特集の中でも、くだんの女子高生の家にクーラーがなく、パソコンがないという状況から、この女子高生の家庭の貧困度合いは明らかであるし、この女子高生の姉がこの報道内容が事実であると語っている。にも拘らず、一部のネットユーザーは過去のSNSを掘り下げ「豪遊だ」「捏造だ」と決めつけている。

一般的に低所得者は、高価な消費財を買うのが難しいので、小さな消費行動をため込み、消費のフラストレーションを小出しに開放する。すると部屋にモノが溢れるが、パソコンや車、土地や住宅といった高価な耐久消費財や不動産は持っていない。よって、くだんの女子高生の部屋がアニメグッズや小物で溢れているのは、なんら不自然ではない。

そして若年層の貧困は、現に存在する。ネットユーザーによる「炎上」はこの本質を無視し、ひたすらNHKの些末な荒さがしに終始する「反NHK」的イデオロギーに基づいていると言えよう。

・「本人特定」はネットのお家芸

こうした、疑惑の市井の人物に関しての「本人特定」は、なにも今回が初めてではない。ファイル共有ソフトに感染したパソコンから私的な画像がネットに流失したことで、大手メーカーに勤める写真の所有者が特定される騒動(いわゆる「ケツ毛バーガー事件」2006年)、札幌市の衣料品量販店の店員を強制的に土下座させ、その模様をツイッターにアップロードしていた女を特定する騒動(「しまむら店員土下座強要事件」2013年、女は逮捕された)、大手コンビニ店に勤務するアルバイトの男性が同店舗内に設置されたアイス用冷蔵庫に闖入している模様をSNSでアップロードしたところ、本人の特定に至り店舗が休業になった騒動(いわゆる「ローソン店員アイス事件」2013年)など、枚挙に暇がない。

今回の「貧困女子高生」に対する個人のSNS特定も、決して褒められたものではないが、ある種のネットユーザーの歪んだ義侠心ゆえの追求の一例として、ある種ネットユーザーの「お家芸」の延長であり、特段驚くにはあたらないといえる。

しかし、今回の炎上騒動が、他と決定的に異なるのは、ここに自民党の参議議員という、歴とした国会議員が介入してきたことだ。

・片山さつき議員による介入

自民党参議院議員の片山さつき氏は、このネット上の騒動をツイッターで知ったとして、

拝見した限り自宅の暮らし向きはつましい御様子ではありましたが、チケットやグッズ、ランチ節約すれば中古のパソコンは十分買えるでしょうからあれっと思い方も当然いらっしゃるでしょう。

出典:片山さつきツイッター(2016年8月20日)

とネットの騒動に便乗した「本当は貧困ではないのではないか」という趣旨の投稿を開始する。この片山議員が参照したツイッター情報とは、『痛い2ちゃんねるニュース』という、2ちゃんねるユーザーの書き込みをまとめた「まとめサイト」に依拠している。片山議員はこれを見て、

追加の情報とご意見多数頂きましたので、週明けにNHKに説明をもとめ、皆さんにフィードバックさせて頂きます!

出典:片山さつきツイッター(2016年8月20日)

などと血気盛んである。これまでの本人特定は、2ちゃんねるやその他のユーザーが盛り上がるだけで、政治家がこういった問題に関与することはなかった。なぜこういった2ちゃんねるの「本人特定」騒動に政治家が関与しなかったのか。第一に根拠があいまいであること、そして第二に、ネットによって「本人特定」された当人が、無名の市井の人であった、という点である。

片山議員は、2012年にも、お笑い芸人の河本準一氏の母親が生活保護を不正受給しているとの疑惑がもたれた際に、河本氏を徹底的に糾弾する急先鋒の一人となり、2012年7月に新宿で開かれた「片山さつき頑張れデモ行進」にも参加した来歴がある。

これは、くだんの河本氏への批判を行った片山議員が、メディアで批判を受けていることについて、在特会(在日特権を許さない市民の会)の支持者など、「行動する保守」を標榜する人々が主体になって行われたデモで、約180人が参加したものだった。このとき片山は、このデモを「日本版ティーパーティー運動が始まった。皆さんは本当に素晴らしい愛国者」など絶賛している。

しかし、河本氏はメディアへの露出も多く、私人とはいえ著名人であり、その親族の不正受給疑惑を糾弾することには、最低限の蓋然性があったともいえる。だが、今回の「貧困女子高生」に関する片山議員の介入は、その対象者が芸能人でも著名人でもない、市井の無名の10代の女子高生であり、「NHKの捏造!」というネットユーザーの滾る声を全面に受け、ネットの「まとめサイト」を批判的に検証することもなく、国会議員が「NHKに説明を求める」などと公言するという事態は、前代未聞の珍事である。

そしてその「説明を求める」の根拠が、「まとめサイト」というところが拙速に過ぎる。今回の「貧困女子高生」騒動は、ネットユーザーの中でも右派、保守系と目されるネット右翼(ネット保守とも)が中心となっていることは疑いようもない。一部のネット右翼によるネット上に限局した(根拠もあやふやな)騒動を、公僕たる国会議員が問題視し、NHKに説明を求める、ということ自体、極めて異様な光景だ。ここまでくると、片山議員自体がある種のネット右翼と融合しているのではないか、と見做されても致し方ないであろう。

・「反NHK」はネット右翼の精神的支柱

NHKへのネット右翼の本格的憎悪は、2009年に始まる。同年4月にNHKが放送した「ジャパンデビュー・アジアの一等国」の放送内容について、その内容が日本の台湾統治を悪玉であると決めつけ、取材対象となった台湾少数民族を「人間動物園」などと誹謗したなどとして、「NHKの偏向報道」と銘打ち、右派系の独立放送局「日本文化チャンネル桜」が中心となって、ネット上で原告を集め、集団提訴に及んだのが端緒である(いわゆる「1万人訴訟」)。

この裁判は、2012年の第一審(東京地裁)で原告・チャンネル桜側が敗訴。しかし翌2013年の控訴審(東京高裁)で原告・チャンネル桜が逆転勝訴し、高裁はNHK側に賠償請求を命じた。NHK側は上告し、2016年1月、上告審(最高裁判所)により、原告・チャンネル桜の主張が全面的に棄却され、原告敗訴が確定した。このときの裁判所の判決には「(NHKは)日本による台湾統治の際に人種差別的な扱いがあったと番組の中で批判的に論評しているのであって、台湾少数民族に対する名誉を棄損することには到底あたらない」などとしている。

しかしこの判決以後、ネット右翼層にとって、NHKは唾棄すべき巨悪の対象になった。今回の騒動も、ネットユーザーの中でも右派的、保守的と目されるネット右翼層が主導して火付け役の機能を果たしている。片山議員もこうしたネット右翼の潮流をトレースしていることは明らかである。やはり、ある種のネット右翼と融合しているのではないか、と見做されても致し方ない。

・片山議員の行為は問題ではないのか

繰り返すように、私はNHKの報道内容の真偽を検証する、というある種のネットユーザーによる義侠心を否定するつもりはない。前述したように、「本人特定」はネットのお家芸だからだ。しかし、その対象が私人である以上、公僕たる国会議員が、市井の日本人に対するネット右翼層の糾弾の騒擾に便乗するのは、果たして国会議員の本務なのだろうか。

NHKの番組内容を批判的に検証することは、NHKウォッチャーやメディア・ウォッチ・ライターの役割であり、国会議員の役割ではない。百歩譲って公共放送の疑義を追及する大義ありとしても、その根拠が2ちゃんねるの「まとめサイト」というところに、知的な怠惰を感じる。しかも、番組で取り上げられた「貧困女子高生」の貧困度合いは、番組に取り上げられた範囲でも明らかに問題として提起するだけの蓋然性がある。この辺の精査も、片山氏のソースは「まとめサイト」なのだから根拠が無い。たまたま自らのツイッターのタイムラインでながれてきた「まとめサイト」の内容を読んで、紛糾しているという印象しか持ちえない。

舛添前都知事は公費で「クレヨンしんちゃん」を購入したとして問題視されたが、「まとめサイト」やある種のネット右翼ユーザーの吹き上がりを根拠とし、無名の10代の私人たる女子高生に関する疑惑をNHKに公に説明求める姿勢、という片山議員の公僕らしからぬ姿勢そのものの方が、より問題であると思うのは私だけだろうか。

http://bylines.news.yahoo.co.jp/furuyatsunehira/20160823-00061409/
--

まず目につくのが、そもそもこの女子高生のSNSの投稿内容を根拠に、「貧困じゃない」と騒ぐというその想像力の貧困さ。

普通、SNSなどに書いている内容が全部本当のことだと思わないでしょう。
今回の女子高生は、勇気を振り絞って身元を明かして自身の貧困を訴えましたけど、自身が貧困状態にあったとしても、それは「隠す」のが一般的、そして、SNSなどにはごく普通の生活をしているかのように書く。
つまり高いランチも映画を見に行ったという話も、この女子高生の「見栄」であった可能性が十分にあるということ。

私人の言うことなのですから、まずは、当人の訴えが正しいという前提で考えるべきなのに、ネット右翼や自民党支持層はそういうことができない。
まずは自分の気に入らなかったことは無かったことだ、という前提でしか物事が考えられない。

どれだけご都合主義なんだか、と思ってしまいます。


そして、片山さつきの参戦もそれと同根なのですが、そもそもこの女子高生が貧困を訴えることが、あなた方にとって何の不都合があるの? ということ。

上の記事にも書かれている、片山さつきが河本準一氏の吊るし上げの急先鋒となった時、確かに河本氏が著名人だったことと、実際に生活保護という公金が使われていたという事実があったことから、国会議員が介入する最低限の余地はあったと言えます。

しかしながら、この女子高生はただ自分が貧困であることをメディアに語っただけ。
その行為によって、何らかの損害を受ける人なんて、どこにもいないでしょう。

それを捏造だの何だのと大騒ぎする方がどうかしている。

上の記事の筆者が言っているように、問題があるのは片山さつきやそれに同調するネット右翼たちの方です。

結局彼らは、「貧困」を顕在化させないことで、自分たちが責任を取らされる事態から逃げたいだけ。本音では他人のためにお金なんて使いたくない、だから「貧困」を訴えられても支援なんてする気はない、でもそうすると自分たちが支援を断ったという事実が残ってしまう。そういう記録は残したくない、そのためには「貧困」を顕在化させなければ良い。
貧しさを訴える者がいたら、そんな不埒なことをしようとする者など二度と出てこないように、見せしめのために徹底的にバッシングする。
そうすれば、自分の権力がたかが「貧困」なんかで脅かされることはない。

そう考えているのでしょう。
どこまで甘ったれなのかと思います。

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これも検証したら? ー 性奴隷否定派の「吉田証言」


先日東京新聞が、日本の在外公館が在留邦人に対して、歴史問題で暴言などの被害に遭ったらご一報、などと呼びかけていることを報じていました。

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「慰安婦」で嫌がらせ? 右派勢力が懸念あおる
2014年8月29日

 「歴史問題で暴言などの被害に遭われた方、ご連絡ください」。こんな呼び掛けが、ワシントンの日本大使館や一部在米総領事館のホームページ(HP)に掲載されている。外務省の念頭にあるのは、日本軍慰安婦問題だ。米国各地では、韓国系団体の働き掛けで、慰安婦の碑や像が次々と設置されている。日本の右派勢力は「韓国ロビーのせいで在米日本人へ暴力や暴言が増えている」といったストーリーを流布させているが、外務省では今のところ被害を把握していない。 (林啓太、三沢典丈)


http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2014082902000164.html
(リードのみ)
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外務省で被害を把握していないのに、こんな呼びかけをする事自体、ヘイトに加担するようなもので、日本政府のセンスの無さには呆れてしまいます。

それはそれとして、この在外邦人が暴言を浴びせられているとかイジメられているとかいう話。私も、ある駅頭で自称保守系の議員がそんなことを喚いているのを聞いた事がありますが、果たして本当にあったことでしょうか。

こういう言説がメディア上で広められている証拠として、確認できるものとしては以下のような記事があります。

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米在住日本人子供“無実の韓国人女性強姦した子孫”と白眼視
2012.02.17 07:00

 ソウルの日本大使館前に反日団体によって「従軍慰安婦の碑」が建立されるという暴挙に、韓国人の苛烈さを見て取った日本人も多いだろう。だが、ソウルだけではなかった。彼らは韓国内だけでなく、アメリカでも同様の碑を建てていた。日本人を貶める反日運動は、より戦略的に全世界で展開されようとしているのだ。ジャーナリストの水間政憲氏が報告する。

 * * *
 米国ニュージャージー州パラセイズ・パーク市の図書館に「日本軍従軍慰安婦の碑」が建立されたのは2010年10月23日。同碑除幕式の模様は、中央日報日本語版(2010年10月25日付)が伝えている。

〈西欧国家で日本軍慰安婦追悼の碑が地方政府承認の下で建てられたのは今回が初めてだ。(中略)この日の除幕式にはロタンド市長を含め、市議会および図書館関係者と同胞ら100人が出席した〉

 その大理石の碑には、「1930年代から45年まで日本帝国主義の軍隊に踏みにじられた20万人の女性と少女を称える」とか「慰安婦とされた人々は想像することも出来ない残酷な人権侵害にあった」と解説され、最後に「私たちは人類に対するこの残虐な犯罪を決して忘れてはいけない」と、慰安婦の姿と共に刻まれている。

 この問題は、米国市民を捏造歴史認識で洗脳する道具の役割を果たすだけでなく、米国に居住している邦人の名誉を著しく傷つけることになるのである。

 そもそも「従軍慰安婦問題」は『朝日ジャーナル』に88年5月から12月まで隔週で15回に亘って掲載された「日本国は朝鮮と朝鮮人に公式陳謝せよ」との意見広告からスタートし、同誌の記事になり、それが朝日新聞の社会面へと波及していった。だが、慰安婦の「強要・強制」を示す記録は一切無いのだ。

 しかし、パラセイズ・パーク図書館の碑を見た米国人は、間違いなく慰安婦が「強制」であったと誰もが思うだろう。すでに在米邦人の子供たちが、これら捏造歴史認識で「イジメ」にあっているとの情報が入ってきている。“無実の韓国人女性をレイプした日本人の子孫”として白眼視され始めているというのだ。

※SAPIO2012年2月22日号

http://www.news-postseven.com/archives/20120217_87410.html
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さてさて、このような「イジメ」「白眼視」と言った事実は本当にあるのでしょうか。
私は、自分の経験に照らしても、九分九厘なかったと思っていますけどね。

自称保守連中がこうやって在外邦人がいじめられたという話に拘るなら、それこそ、そのような事実があったか検証すべきではないでしょうか。

朝日新聞の吉田証言とは違い、こちらはごく最近のことなのですから、その暴言を浴びせたりいじめたりした人々が必ず見つかるはずです。だいたいこちらが日本人とわかっていなければできないことなのですから、その加害者と被害者は顔見知りであるケースがほとんどのはずです。だから、被害者からたどれば、かなりの確率で加害者が何故そのようなことをしたのかまで調査できます。

そして、その際に加害者にはなぜ暴言を吐いたを是非確かめていただきたいですね。

“無実の韓国人女性をレイプした日本人の子孫”だから?
それとも、“昔の日本人が韓国人女性をレイプしたことを、正当化しようとする今の日本人の仲間”だから?

おそらく原因は後者と見て間違いないと思います。
これなど、吉田証言における強制連行と挺身隊の混同のようなものでしょうか。

実際には、アメリカで慰安婦問題がクローズアップされたのは、吉田証言が報じられた時でも河野談話が発表された時でもない。
安倍政権が強制性を否定しようとした時であり、自称保守派の恥ずべき意見広告が出された時です。

自分たちがイジメの種をせっせと蒔いているのに、それを棚に上げて「韓国ロビーがー」などと騒ぎ立てるのは、恥ずべき行為と言ってかまわないと私は思いますけどね。

言ってみれば、この在外邦人の被害というのは吉田証言の済州島強制連行みたいなもの(事象の有無の重みとしては、最近の自称保守連中はこれを枕に自分たちの行動を正当化していますから、前者の方がはるかに大きい)。

でも、その実例が確認できなくても、自称保守連中が過ちを改めるなんてことは、まず起きないでしょうね。

婚外子差別の違憲判断に反対する浮世離れした人々


先日、ようやく婚外子に対する遺産相続に関する差別的規定が最高裁で違憲とされました。

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婚外子差別の違憲判断、ネット上で反発相次ぐ/新聞各紙と対照的
2013/9/12 10:29配信

 結婚していない男女間に生まれた子(婚外子)の遺産相続分が、結婚した夫婦の子の半分とした民法の規定は「違憲」だと最高裁が9月4日に判断したことについて、ネット上では「結婚制度が崩壊する」などと反発の声が相次いでいます。大手各紙が「歴史的な司法判断」(朝日)などと違憲判断をそろって支持しているのと対照的です。

 裁判の当事者の1人は和歌山県の女性(42)で、妻子を持つ父と未婚の母との間に生まれました。父とは同じ家で暮らしてきましたが、父が亡くなり、相続問題が持ち上がって初めて差別を実感したといいます。「自分の価値は半分ではない」「どんな立場で生まれても子供は平等」と認めてもらうために、婚内子と同等の相続を求めて裁判に訴えていたそうです。

 今回の違憲判断を大手各紙は支持しています。朝日新聞は社説で「両親が結婚していたかどうかに責任のない子どもに不利益を与えるこの規定の問題点は、国内外から指摘されて久しい」と述べ、「遅すぎた救済」とさえ書きました。読売新聞も、シングルマザーという言葉が定着し、事実婚も珍しくなくなった風潮を挙げて、「日本人の家族観の変化を踏まえた歴史的な違憲判断」と歓迎しています。

「これも日本ぶち壊しの1つ」

 一方でネット上では、違憲判断に反発する書き込みが相次いでいます。
「結婚制度の崩壊か」
「ますます非婚化するね」
「婚外子をつくることがまずおかしいのに、なんで正当化するのか」
「親の介護をしないのに遺産だけ同じか」

 もちろんネットにありがちな感情的な書き込みも多いのですが、こうした声は、婚外子も同様に扱う民法改正に反対してきた自民党内の「一夫一婦制や法律婚主義を危うくしかねない」という意見に通じるものがあります。

 元航空幕僚長で保守派論客の田母神俊雄氏は、9月5日のツイートで違憲判断に触れ、「これも日本ぶち壊しの1つだと思います。意見が割れる問題についてはこれまでの伝統や文化に敬意を払うことが保守主義だと思います」などと書き込みました。このツイートが拡散しています。

 元警察官で外国人犯罪対策講師の坂東忠信氏は9月10日のブログで、外国人同士の間に生まれた子供を、カネを受け取った日本人男性が認知する「偽装認知」の問題を指摘。その子供が男性の死後に「婚外子として突然遺産相続に現れる可能性がある」と書きました。「反日国家」など過激な表現が多い文章ですが、このブログもツイッターで広がっています。

 こうした書き込みに対しては「妄想じみている」「婚外子が生まれる理由は不倫だけじゃない」などとの批判や反論もあります。

http://thepage.jp/detail/20130912-00000001-wordleaf
--

親が結婚していたか、していなかったかなんて、子供には何の関係もない話。
こんな規定が今まで残っていたことこそが、日本の後進性を示しており、少子化が進行する中、いまだにこんな規定に拘るのは、まさに「日本ぶち壊し」の要因の一つだったと言っても過言ではありません。

しかし、そういう現実を見ようとせず、ただ自分好みの「あるべき日本」を脳内に膨らませたネット依存の面々にとっては、どうやらこれも許されざることのようで。
一体全体、この規定が改正されたからって、彼らの何の不利益があるんでしょうね。
何にもありはしないでしょう。

実際のところ、今回の判決で従来の規定の存続を婚内子の方は望んでいたようです。
気持ちはわからなくもないですが、父親が自分の家庭を壊した恨みを婚外子にぶつけるっていうのはスジ違いでしょう。
父親の不実の責任を子供が負うというなら、それは婚内子だって同じこと。自分の母親が結婚していたという自分の行為とは関係ない結果を持って有利な取り計らいを求めるのは、法の下の平等の観点からも通用しない話です。

それにしても、上の記事の最後に出て来ている坂東忠信って人は何を考えているんでしょうね。
とにかく、自分の気に入らないことには全てリンク付けないと気が済まないのでしょうが、難癖をつけるにも事欠いて「偽装認知」ですって。

以前「偽装認知」が話題になった時、ネトウヨさん達は、ホームレスのようなお金に困った人が、わずかばかりの報酬と引き換えに外国人の両親から産まれた子供を認知するんだ〜、と吹き上がっていたんですけどね。
子供に遺産を残せるほどの人が、何で「偽装認知」なんてやるんでしょう。

それともその遺産は「偽装認知」の報酬で得たとでも言うのでしょうか?
だったら、それこそ婚外子の方こそ沢山もらう権利があるというものでしょう(苦笑)。

実際には、これまでの規定の下でも、遺産を残せるような資産をもった人が血縁関係のない人物を養子にしたなんて話はいくらでもある話であり、養子にしてしまえば、最初から遺産相続は実子(婚内子)と同等だったんですから、財産目的ならそうしていたはず。
つまり、何も変わっちゃいないんですけどね。

ホント、自称保守の皆さんの劣化には呆れてしまいます。

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つまり自分たちのやっていることが悪いことだという自覚があるわけだ >在特会


在特会とかいう、レイシストの集団が東京で人種差別デモを再開したようです。
それも東京へのオリンピック招致が決まったから。

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在特会 五輪招致待っていたかのように「嫌韓デモ」再開


【東京聯合ニュース】「竹島を独島と教える学校への無償教育に絶対に反対する」――。

 2020年夏季五輪の開催地が東京に決まった8日、日本では「在日特権を許さない市民の会」(在特会)が「反韓・嫌韓デモ」を再開した。

 同会は同日、東京・新大久保で東京韓国学校を高校授業料無償化の対象から外すよう求めるデモを行った。韓国学校に東京都が補助金を支給するのは日本の領有権を事実上放棄するものだと主張した。デモには約150人が参加した。

 一方、在特会のデモに反対する集会も行われ、市民200人余りが参加した。ある参加者は「五輪を2度も招致し、国際社会と共存すべき東京で反韓デモが行われたことは不快で恥ずかしい」とコメントした。

 仙台の韓国総領事館前でも在特会のメンバー5人が1時間にわたり、韓国に対するヘイトスピーチ(憎悪発言)を行った。

 在特会は在日韓国人を狙った人種差別的な「反韓・嫌韓デモ」を行っている団体。「朝鮮人を殺せ」などと連呼し「ヘイトスピーチ」を繰り返すデモを東京や大阪で行っていたが、2カ月以上にわたり東京でデモを行っていなかった。

 一部では日本政府と東京都の五輪招致活動が大詰めを迎えた状況で、在特会の人種差別的なデモが五輪招致に悪影響を与えるという指摘を受け、一時的にデモを中断していたという分析が出ている。

聯合ニュース

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/09/08/2013090801249.html
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こういうことをする連中など、いなくなって欲しいというのが本音ですけど、それを言ったら彼らと同じになってしまうので、せいぜい彼らの行動の理不尽さやおバカさ加減を訴えて行くしかないのでしょうかね。

で、なんでこの2ヶ月以上もデモをやっていなかったのに、再開したのかと言えば、やはりオリンピック招致のためだったということなのでしょうか。

だとすると、彼らも彼らのやっていることが世界から見たら良くないことだという自覚があるってことになりますね。
あるいは、そういう配慮をすべきと考えた誰かの手のひらの上で踊らされている集団なのか。

どっちにしろ、彼らには「招致レースで世界が東京に注目している今こそ、その世界のマスコミ前で在日特権の不当性を訴えるべきだ」といった信念すらない、つまりは口ばっかりの無責任集団ってことですね。

テーマ : 差別問題 - ジャンル : 政治・経済

安倍の提灯持ちの大暴走


東日本大震災発生時に東電福島第一原発の所長であった吉田氏がガンで亡くなりました。
彼の評価はおしなべて高く、ああいった状況に対処したことで、英雄視されすぎのところもあるでしょうが、優秀な方であったことは間違いないのでしょう。
彼が所長でなければあの事故はもっとひどいことになっていただろう、といった論調も、もっぱら東電の対応を美化したい方面から見受けられますけど、だったら彼が亡くなった今、東電は原子力発電から手を引くべきという結論につながって行くと思うのですけど、そうはならずに柏崎刈羽の再稼働に突っ走るというのも不思議です。

という話はさておき、これに関して「ボクの安倍ちゃんを攻撃する奴は絶対に許さない」とばかりに、とにかく安倍の宣伝記事を公器であるはずの新聞紙面に書き連ねることしか眼中にないとしか思えないあの男が、こんな記事を書いています。

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菅元首相、ネット上で大暴走 東電・吉田元所長死去に触れ
2013/07/12 12:59

 【阿比留瑠比の極言御免】

 菅直人元首相のインターネット上での暴走が止まらない。東京電力福島第1原発の吉田昌郎元所長が死去した際には、10日付のブログで「吉田所長の死を惜しむ」と題しこう書いた。

 「吉田所長は東電上層部の意向に反して独断で海水注入を継続した。英断だ」

 平成23年3月12日、水素爆発した1号機への海水注入をめぐり、「菅首相の了解が得られない」と中断を求めた東電本店の指示に逆らい、独断で注水を続行した吉田氏を称賛している。

 ここまでは尋常だが、この後は文章の趣旨が追悼からずれ、自己弁護と他者攻撃へとどんどん傾く。

 「当時安倍晋三氏(現首相)は『海水注入を止めたのは菅総理。即刻辞任しろ』とメルマガで私への辞任を迫った。東電本店のウソの情報を振りかざして、原発事故までも政争の具にしようとした」

 また、菅氏は関連して10日付のツイッターではこうも記している。

 「海水注入問題では東電が自分たちの判断を官邸の判断とすり替えた」「私を含め官邸の政治家は海水注入は当然と考えており、誰も中止を指示していない」

 菅氏は6日付のブログでも「安倍総理の大陰謀」と題し、安倍首相が「東電から頼まれて」でたらめの情報を発信したため、「菅降ろし」が起きたと訴えた。同様に11日には「ネットを利用した安倍晋三総理の巧妙な名誉毀(き)損(そん)」と書くなどボルテージを上げた。

 ただ、東電と安倍首相が陰謀の共犯者であるかのように決め付けたにもかかわらず、根拠は示さない。あまりにためらいのない筆致には、「この人は大丈夫だろうか」と心配になる。

 実際のところはどうか。事実関係をたどると、東電本店が吉田氏に海水注入中断を求めたのは、菅氏自身が「再臨界」に強い懸念を見せたからにほかならない。官邸で一部始終を目撃していた関係者は、「速やかな海水注入を求める専門家らに対し、菅氏はこう怒鳴っていた」と証言する。

 「海水を入れると再臨界するという話があるじゃないか。君らは水素爆発はないと言っていたじゃないか。それが再臨界はないって言えるのか。そのへんの整理をもう一度しろ!」

 23年5月31日の衆院震災復興特別委員会では、菅氏自身がこう答弁している。

 「水素爆発の可能性、再臨界の可能性、そして塩が入ることによるいろいろな影響。そこにいた専門家のみんなに、そこも含めて検討してみてくださいと…」

 当時、原子力安全・保安院や東電が、官邸政治家から「指示なく勝手なことはするな」と厳命されていたのは周知の事実だ。菅氏に「整理」「検討」と言われたら、どう受け止めるか。

 官邸に詰めていた東電の武黒一郎フェロー(当時)が、菅氏の反応を見て第1原発の吉田氏に電話で「止めろ。官邸がグジグジいってんだよ」と中断を求めたことまで「東電の判断」と言い張る菅氏の主張は無理がある。

 海水注入続行はあくまで吉田氏の独断による「結果オーライ」にすぎない。菅氏の「意向」がそのまま実行に移されていたら、1号機はどうなっていたことかー。結果は想像したくない。(政治部編集委員)


http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/668671/
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安倍がメルマガで、根拠もなく菅元総理を誹謗中傷する記事を書いたことこそ事実でしょ。

結局、海水注入中断を首相が指示した、それを聞いたと言っているものなど、実際には一人もいないではありませんか。
阿比留も『東電の武黒一郎フェロー(当時)が、菅氏の反応を見て第1原発の吉田氏に電話で「止めろ。官邸がグジグジいってんだよ」と中断を求めた』と、東電の人間がそう言っているとしか書けない。

そして、この電話の件について、読売新聞ではこう報じられていた。

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吉田所長、TV会議で一芝居…本社欺き注水続行

福島原発
 福島第一原発1号機への海水注入を巡り、吉田昌郎所長が本店側の要請に反して注水を継続するため、一芝居打った場面も、中間報告で再現された。

 1号機への海水注入が始まったのは、3月12日午後7時過ぎ。海江田経産相の命令だったが、その情報が届いていない官邸では、菅首相らが海水の悪影響について協議していた。

 官邸に詰めていた東電の武黒一郎フェロー(65)から電話を受けた吉田所長は、既に海水注入を始めたことを伝えたが、武黒フェローは官邸での協議が終わっていないことを理由に海水注入をいったん止めるよう強く要請した。

 吉田所長は、本店などと相談したが、注水中断は危険と考え、自らの責任で注入を継続した。その際、発電所対策本部の注水担当者を呼び、本店などとつながっているテレビ会議のマイクに拾われないよう、小声で「これから海水注入中断を指示するが、絶対に注水をやめるな」と指示。そのうえで、部屋全体に響き渡る声で海水注入中断を宣言した。このため、本店だけでなく、現場作業員の大半も注水は中断されたと思い込んでいた。

(2011年12月27日08時27分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20111226-OYT1T01426.htm
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この読売新聞の記事が正しいなら、武黒フェローは吉田所長に電話をかけて、海水注入が始まっているのを知った。そしてその時点で「官邸での協議が終わっていない」と言いつつ、「海水注入をいったん止めるよう強く要請した」のですから、武黒フェローは菅元首相の注入中止の指示なんて聞いていないどころか、そもそも海水注入が始まったことを菅氏に知らせてもいない。

開始されたことを知らない人間が中止の指示なんてできません。

つまり、阿比留が書いている『菅氏の反応を見て』が大嘘ってこと。
知らない人間が何に「反応」できるって言うんでしょ。

おそらく阿比留は、菅氏が「整理」「検討」と言ったこと、すなわち、海水注入が開始されたことではなく、その計画を聞いた際の「反応」という意味で書いたのだと言い逃れをするつもりなんでしょうね。
でも、それなら海水注入を現場で開始する前に「やるな」と言うべきですよね。だって『「指示なく勝手なことはするな」と厳命されていたのは周知の事実だ』なんですから。
そこのところ「厳命」は守らずに、何の指示もせず、いざ始まったら、実際には「中止」の「指示」なんて誰も聞いていない「厳命」を守ろうとしている。
どうみてもやっていることがアベコベです。

結局、武黒フェローは官邸の意向を確認しないまま勝手なことをしたと言われたくないから、吉田氏に海水注入中止を迫っただけ。すなわち、東電と自分自身の保身のための中止要請です。

それをこのようにねじ曲げて、新聞紙面に書く。
これこそ「大暴走」でしょう。

テーマ : 報道・マスコミ - ジャンル : 政治・経済

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