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安倍の提灯持ちの大暴走


東日本大震災発生時に東電福島第一原発の所長であった吉田氏がガンで亡くなりました。
彼の評価はおしなべて高く、ああいった状況に対処したことで、英雄視されすぎのところもあるでしょうが、優秀な方であったことは間違いないのでしょう。
彼が所長でなければあの事故はもっとひどいことになっていただろう、といった論調も、もっぱら東電の対応を美化したい方面から見受けられますけど、だったら彼が亡くなった今、東電は原子力発電から手を引くべきという結論につながって行くと思うのですけど、そうはならずに柏崎刈羽の再稼働に突っ走るというのも不思議です。

という話はさておき、これに関して「ボクの安倍ちゃんを攻撃する奴は絶対に許さない」とばかりに、とにかく安倍の宣伝記事を公器であるはずの新聞紙面に書き連ねることしか眼中にないとしか思えないあの男が、こんな記事を書いています。

--
菅元首相、ネット上で大暴走 東電・吉田元所長死去に触れ
2013/07/12 12:59

 【阿比留瑠比の極言御免】

 菅直人元首相のインターネット上での暴走が止まらない。東京電力福島第1原発の吉田昌郎元所長が死去した際には、10日付のブログで「吉田所長の死を惜しむ」と題しこう書いた。

 「吉田所長は東電上層部の意向に反して独断で海水注入を継続した。英断だ」

 平成23年3月12日、水素爆発した1号機への海水注入をめぐり、「菅首相の了解が得られない」と中断を求めた東電本店の指示に逆らい、独断で注水を続行した吉田氏を称賛している。

 ここまでは尋常だが、この後は文章の趣旨が追悼からずれ、自己弁護と他者攻撃へとどんどん傾く。

 「当時安倍晋三氏(現首相)は『海水注入を止めたのは菅総理。即刻辞任しろ』とメルマガで私への辞任を迫った。東電本店のウソの情報を振りかざして、原発事故までも政争の具にしようとした」

 また、菅氏は関連して10日付のツイッターではこうも記している。

 「海水注入問題では東電が自分たちの判断を官邸の判断とすり替えた」「私を含め官邸の政治家は海水注入は当然と考えており、誰も中止を指示していない」

 菅氏は6日付のブログでも「安倍総理の大陰謀」と題し、安倍首相が「東電から頼まれて」でたらめの情報を発信したため、「菅降ろし」が起きたと訴えた。同様に11日には「ネットを利用した安倍晋三総理の巧妙な名誉毀(き)損(そん)」と書くなどボルテージを上げた。

 ただ、東電と安倍首相が陰謀の共犯者であるかのように決め付けたにもかかわらず、根拠は示さない。あまりにためらいのない筆致には、「この人は大丈夫だろうか」と心配になる。

 実際のところはどうか。事実関係をたどると、東電本店が吉田氏に海水注入中断を求めたのは、菅氏自身が「再臨界」に強い懸念を見せたからにほかならない。官邸で一部始終を目撃していた関係者は、「速やかな海水注入を求める専門家らに対し、菅氏はこう怒鳴っていた」と証言する。

 「海水を入れると再臨界するという話があるじゃないか。君らは水素爆発はないと言っていたじゃないか。それが再臨界はないって言えるのか。そのへんの整理をもう一度しろ!」

 23年5月31日の衆院震災復興特別委員会では、菅氏自身がこう答弁している。

 「水素爆発の可能性、再臨界の可能性、そして塩が入ることによるいろいろな影響。そこにいた専門家のみんなに、そこも含めて検討してみてくださいと…」

 当時、原子力安全・保安院や東電が、官邸政治家から「指示なく勝手なことはするな」と厳命されていたのは周知の事実だ。菅氏に「整理」「検討」と言われたら、どう受け止めるか。

 官邸に詰めていた東電の武黒一郎フェロー(当時)が、菅氏の反応を見て第1原発の吉田氏に電話で「止めろ。官邸がグジグジいってんだよ」と中断を求めたことまで「東電の判断」と言い張る菅氏の主張は無理がある。

 海水注入続行はあくまで吉田氏の独断による「結果オーライ」にすぎない。菅氏の「意向」がそのまま実行に移されていたら、1号機はどうなっていたことかー。結果は想像したくない。(政治部編集委員)


http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/668671/
--

安倍がメルマガで、根拠もなく菅元総理を誹謗中傷する記事を書いたことこそ事実でしょ。

結局、海水注入中断を首相が指示した、それを聞いたと言っているものなど、実際には一人もいないではありませんか。
阿比留も『東電の武黒一郎フェロー(当時)が、菅氏の反応を見て第1原発の吉田氏に電話で「止めろ。官邸がグジグジいってんだよ」と中断を求めた』と、東電の人間がそう言っているとしか書けない。

そして、この電話の件について、読売新聞ではこう報じられていた。

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吉田所長、TV会議で一芝居…本社欺き注水続行

福島原発
 福島第一原発1号機への海水注入を巡り、吉田昌郎所長が本店側の要請に反して注水を継続するため、一芝居打った場面も、中間報告で再現された。

 1号機への海水注入が始まったのは、3月12日午後7時過ぎ。海江田経産相の命令だったが、その情報が届いていない官邸では、菅首相らが海水の悪影響について協議していた。

 官邸に詰めていた東電の武黒一郎フェロー(65)から電話を受けた吉田所長は、既に海水注入を始めたことを伝えたが、武黒フェローは官邸での協議が終わっていないことを理由に海水注入をいったん止めるよう強く要請した。

 吉田所長は、本店などと相談したが、注水中断は危険と考え、自らの責任で注入を継続した。その際、発電所対策本部の注水担当者を呼び、本店などとつながっているテレビ会議のマイクに拾われないよう、小声で「これから海水注入中断を指示するが、絶対に注水をやめるな」と指示。そのうえで、部屋全体に響き渡る声で海水注入中断を宣言した。このため、本店だけでなく、現場作業員の大半も注水は中断されたと思い込んでいた。

(2011年12月27日08時27分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20111226-OYT1T01426.htm
--

この読売新聞の記事が正しいなら、武黒フェローは吉田所長に電話をかけて、海水注入が始まっているのを知った。そしてその時点で「官邸での協議が終わっていない」と言いつつ、「海水注入をいったん止めるよう強く要請した」のですから、武黒フェローは菅元首相の注入中止の指示なんて聞いていないどころか、そもそも海水注入が始まったことを菅氏に知らせてもいない。

開始されたことを知らない人間が中止の指示なんてできません。

つまり、阿比留が書いている『菅氏の反応を見て』が大嘘ってこと。
知らない人間が何に「反応」できるって言うんでしょ。

おそらく阿比留は、菅氏が「整理」「検討」と言ったこと、すなわち、海水注入が開始されたことではなく、その計画を聞いた際の「反応」という意味で書いたのだと言い逃れをするつもりなんでしょうね。
でも、それなら海水注入を現場で開始する前に「やるな」と言うべきですよね。だって『「指示なく勝手なことはするな」と厳命されていたのは周知の事実だ』なんですから。
そこのところ「厳命」は守らずに、何の指示もせず、いざ始まったら、実際には「中止」の「指示」なんて誰も聞いていない「厳命」を守ろうとしている。
どうみてもやっていることがアベコベです。

結局、武黒フェローは官邸の意向を確認しないまま勝手なことをしたと言われたくないから、吉田氏に海水注入中止を迫っただけ。すなわち、東電と自分自身の保身のための中止要請です。

それをこのようにねじ曲げて、新聞紙面に書く。
これこそ「大暴走」でしょう。

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テーマ : 報道・マスコミ - ジャンル : 政治・経済

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コメント

あのアホカンがキチンと対処しとけばここまで酷くはならなかったの。擁護しても無駄よ

管さんは確かに中止指示を出していない

「注水指示が出たことを知らなかったから、中止指示を出せるはずがない」
というのは見事な論証だと思いますが、その結論から導かれるのは、
「管さんは注水指示自体を出していない
 (あるいは、非常に遅れて指示を出した)」
ということになりますね。
それはそれでまずい気がしますが。



そういう言葉は安倍に言って下さい

なんさん

彼の対応がベストとは言えないと思いますけど、後知恵ではなんとでも言えます。

>あのアホカンがキチンと対処しとけばここまで酷くはならなかったの。擁護しても無駄よ

いいえ。
2006年に、当時の安倍首相が原発の安全性について質問された時に、

--
(質問)
日本の原発の約六割はバックアップ電源が二系列ではないのか。仮に、フォルクスマルク原発1号事故と同じように、二系列で事故が発生すると、機器冷却系の電源が全く取れなくなるのではないか。

(安倍)
我が国の原子炉施設は、フォルスマルク発電所一号炉とは異なる設計となっていることなどから、同発電所一号炉の事案と同様の事態が発生するとは考えられない。

(質問)
地震で送電鉄塔の倒壊や折損事故で外部電源が得られない状態が生まれ、内部電源もフォルクスマルク原発のようにディーゼル発電機もバッテリーも働かなくなった時、機器冷却系は働かないことになる。
この場合、原子炉はどういうことになっていくか。原子力安全委員会では、こうした場合の安全性について、日本の総ての原発一つ一つについて検討を行ってきているか。

(安倍)
地震、津波等の自然災害への対策を含めた原子炉の安全性については、原子炉の設置又は変更の許可の申請ごとに、「発電用軽水型原子炉施設に関する安全設計審査指針」(平成二年八月三十日原子力安全委員会決定)等に基づき経済産業省が審査し、その審査の妥当性について原子力安全委員会が確認しているものであり、御指摘のような事態が生じないように安全の確保に万全を期しているところである。

(質問)
停止した後の原発では崩壊熱を除去出来なかったら、核燃料棒は焼損(バーン・アウト)するのではないのか。その場合の原発事故がどのような規模の事故になるのかについて、どういう評価を行っているか。

(安倍)
経済産業省としては、お尋ねの評価は行っておらず、原子炉の冷却ができない事態が生じないように安全の確保に万全を期しているところである。


(質問)http://www.shugiin.go.jp/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/a165256.htm
(安倍)http://www.shugiin.go.jp/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/b165256.htm
--

この答弁に象徴されるように、歴代自民党政権が原子力発電に異常な肩入れをし、地震発生時の問題について見て見ぬ振りをしてきたから、こういうことになったのです。

菅元首相は、たまたまその問題が発生した時に首相を担っていただけ。
あの時点で彼が何をしようと現状よりも良い結果を得ることはほとんどなかったでしょう。

前の首相時代に原発の安全性確保を求める声を完全に無視しておいて、イザ事故が起きた時に、それをネタに政敵を攻撃するなど、卑怯者のやることです。


つまり安倍が中傷しているってことでしょ

パグさん

>「管さんは注水指示自体を出していない
> (あるいは、非常に遅れて指示を出した)」
>ということになりますね。
>それはそれでまずい気がしますが。

何がまずいのです?
首相が箸の上げ下ろしまで何でもかんでも指示しないと、日本人は何もできないんですか?

で、安倍が中傷していることはスルーですか?


何もできません

>>「管さんは注水指示自体を出していない
>> (あるいは、非常に遅れて指示を出した)」
>>ということになりますね。
>>それはそれでまずい気がしますが。

>何がまずいのです?
>首相が箸の上げ下ろしまで何でもかんでも指示しないと、
>日本人は何もできないんですか?

箸の上げ下ろしなら私も出来ますが、
原子炉への海水の中止の指示は首相か大臣しかできません。
従って、あなたのこの意見はポイントを外していると思われます。

>で、安倍が中傷していることはスルーですか?
安倍さんの中傷に対するあなたの記事が事実だとすると、
管さんによる注水指示が、実はものすごく遅かったことになるという、
管さんにとってあまり喜ばしくない事実を指摘しただけです。
安倍さんの中傷の件は、存分に追求されるとよいと思います。


事実を直視しなさい

パグさん

>原子炉への海水の中止の指示は首相か大臣しかできません。

そんな話、初耳ですが。
現に、東電の人間が中止の指示を出しているではありませんか。
そして、それ以前の、あるいはその後の事故対応において、その全てを首相か大臣が指示していたとあなたは言うのですか?
その根拠はどこにあるのです?

私の知る範囲では、例えば放射能を外部にまき散らすベントとか、そういう外部への影響があるもの以外のほとんどの作業は、東電は自分の判断でやっていますよ。

>安倍さんの中傷に対するあなたの記事が事実だとすると、
>管さんによる注水指示が、実はものすごく遅かったことになるという、
>管さんにとってあまり喜ばしくない事実を指摘しただけです。

菅さんが注水の事実を知らないまま、注水が始まり、知らないまま、注水は中止された。
即ち、首相からの指示がなくても東電は注水ができたし、それを止めることもできたという何よりの証拠です。

だとしたら「ものすごく遅かった」のは東電の指示ってこと。

なにが喜ばしくないのか、さっぱりわかりません。


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