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自分たちの失策を薄めたいんでしょう ー ネトウヨ的思考の警察・検察


強制送還中に亡くなったガーナ人男性の死因が、入国管理局の警備官による暴行と裁判で認定され、損害賠償を認める判決が3月19日に出されました。

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強制送還中死亡、警備官の制圧行為「違法」 ガーナ人遺族への賠償、国に命じる
2014.3.19 13:14

 成田空港で平成22年3月、ガーナ国籍の男性=当時(45)=が強制送還される際に死亡したのは、東京入国管理局の警備官に暴行されたためだとして、日本人の妻(52)ら遺族が国に約1億3600万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が19日、東京地裁であった。小林久起裁判長は「警備官の制圧行為は必要性、相当性を明らかに越えており、違法だった」として、約500万円の支払いを命じた。

 死亡したのは、アブバカル・アウドウ・スラジュさん。判決によると、スラジュさんは、不法滞在による強制送還のために成田発カイロ行きの航空機に乗り込む際に抵抗。入管職員らにタオルで猿ぐつわをされ、結束バンドで両手首を固定されるなどした後に動かなくなり、直後に死亡した。

 小林裁判長は死因について「猿ぐつわで口や鼻からの呼吸が制限され、前かがみの体勢を強制されたことで窒息死した」と認定。スラジュさんが自殺を示唆する発言を繰り返していたことなどから、自殺防止のために猿ぐつわなどを使用したこと自体は違法とはいえないが、呼吸の状態を確認できない前かがみの姿勢を強制した点は「違法と評価せざるをえない」とした。

 一方で「執拗(しつよう)な抵抗により過剰で違法な制圧行為を誘発した側面がある」と、スラジュさんの過失も認定。ガーナでの就労などを基準に逸失利益を算定、賠償額を決めた。

 国は心臓の持病で不整脈になったことが死因とし、制圧行為は影響しなかったと主張していた。

 妻は関与した入管職員10人を刑事告訴。千葉地検は24年7月、特別公務員暴行陵虐致死罪の嫌疑なしで不起訴処分とした。

 判決後に東京・霞が関の司法記者クラブで会見した妻は「入管職員の違法性が認められ、心のわだかまりが取れた。正式に謝罪してもらいたい」と話した。

 法務省入国管理局は「判決内容を十分検討した上、今後の対応を考えたい」としている。


http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140319/trl14031911590001-n1.htm
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こういうことがあってはならないのは言うまでも無いことであり、起きてしまったなら、ちゃんとその責任を取らなければならない。
そういう意味で、意義のある判決だったと思います。

男性の配偶者も、賠償金額が請求額よりも大幅に削られたにもかかわらず、「違法性が認められ、心のわだかまりが取れた」ことを重視しており、「正式に謝罪してもらいたい」と言っています。

ところが、まさにその直後にこんなニュースが報じられました。

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“大使公邸カジノ”摘発、10人逮捕 ガーナ大使の聴取要請 警視庁
2014.3.19 13:56 [外国人犯罪]

 駐日ガーナ大使公邸を装って客にバカラ賭博をさせる違法カジノを営業したとして、警視庁保安課は、賭博開帳図利容疑で、実質的な経営者で東京都板橋区宮本町、山野井裕之容疑者(35)ら10人を逮捕した。同課によると、山野井容疑者は「遊びに来ただけ」と容疑を否認し、他の9人は認めている。

 店の従業員は「大使も来ていた」と証言。同課はカジノに使うと知って部屋を提供したとみて、外務省経由で大使の任意聴取を求めている。外交官はウィーン条約の外交特権で逮捕できないが、聴取に応じない場合は「好ましくない人物」(ペルソナ・ノン・グラータ)に指定して国外退去を要請する可能性もある。

 逮捕容疑は5日夜、渋谷区道玄坂のビルの一室で、トランプを使ったバカラ賭博を客にさせ、利益を上げたとしている。

 この部屋は平成24年9月に前大使名義で契約され、25年3月に現大使名義に変更。玄関に「駐日ガーナ大使」と実名で掲げられていたが、外務省に届け出ていなかった。山野井容疑者らは「大使館だから警察に捕まらない」といって客を募り、2億円以上を売り上げていたとみられる。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140319/crm14031913580013-n1.htm
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確かに、大使の公邸が賭博の場になっていたなどということはあってはならないことだし、それが摘発されるのは致し方ないことでしょう。

でも、何故この日に? この時間帯に?

この事件、上の記事にははっきり書いていませんけど、逮捕されたのが3月5日のこと。
それを何故2週間も経ってから発表したのか。

同じ「ガーナ」というキーワードで、いかにもかの国から来た人が大使を含めて犯罪者ばかりだという印象を植え付けたい、それによって自分たちの失態を少しでも覆い隠したい、あるいはガーナ人は何をしでかすかわからないから、力加減を誤って殺してしまっても仕方ないと思わせたい、という検察・警察の欲求が現れていると考えるのは、私だけでしょうか?

もっとうがった見方をすれば、入管の事件が問題になりそうだと考えた検察・警察が、何とかそれを薄めるためにガーナ人の犯罪を見つけ出そうとして、「幸いにして」見つかったものを損害賠償請求訴訟の判決の時期まで温めていたという可能性だって無いとは言えなさそう。

とにかく、あまりにもタイミングの良すぎる警察の発表でした。

そして、こういったやり方は、慰安婦問題で何かというとベトナム戦争の時の韓国軍の振る舞いを持ち出すネトウヨそっくり

日本の権力組織の危うさを如実に表している事案といって構わないと思います。

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コメント

異様に低い日本の人命

人の命が約500万円とは!しかも、政府側の落ち度が原因なのに!絶句としかいいようがありません。500万とは、大体日本人の一年間の収入でしかありません?少なくとも20年間の収入と、懲罰金が加算されるべきです。日本の裁判制度には民主主義が申し訳程度にしか反映されていない証拠に見えます。

確かに低い金額ですが

chukaさん

>人の命が約500万円とは!しかも、政府側の落ち度が原因なのに!絶句としかいいようがありません。

おっしゃる通りです。

ただ、ご遺族は金額よりも、違法性が認められたことを重視していたようです。

一方、訴えられた方も金額よりも違法と言われたことが問題だったのでは。
だから、同じガーナの犯罪報道をほぼ同時に流して意趣返しをしたということではないでしょうか。


続きです

政府側の過剰な暴力が被害者を窒息死させたということで、政府側に100%責任があるようです。
被害者の精神状態からして政府は他の方法、たとえば鎮静剤の使用を選択することも考慮すべきだったのに、それをしなかったのは、政府側の落ち度です。
ガーナ人への賠償額はガーナの生活水準に合わせるというのもちょっと信じられません。
損害賠償訴訟はジョークではなく、金額に換算される正義を求めることです。日本人の一般的な法理解はその点でもかなり違うように思えます。


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