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風下に退避という不思議 ー 共同通信「全電源喪失の記録~証言 福島第1原発 最終章」の虚構3


(2)本当に風向きを確認したの?

共同通信が配信した「全電源喪失の記録~証言 福島第1原発 最終章」に記された「事実」を炙り出すシリーズ、その3です。

3月15日の朝、9割の所員が第二原発へ逃げた際のことを、同記事では以下のように描写しています。

--
 所長の吉田昌郎(56)は対策本部中央の円卓を回り込むと、放射線管理を担う保安委員に風向きを確認した。敷地西側の正門前で線量を計測しているモニターカーからの情報では、風は北西から吹いていた。

 吉田は退避先の福島第2原発(南12㌔)が安全か確認したかったのだ。自席に戻ると、総務班長を呼んでこう言った。

 「線量の低い場所を探して退避だ。なければ2F(第2原発)に向かえ。風向きは大丈夫だ」

 「とりあえず正門の先でどうですか」

 「それでいい」
--

この記事を読めば、普通の人なら直ぐに違和感を感じると思うんですけどね。
なんで風上に逃げないのと。

この記事では風は「北西」となっています。
でも、実際に記録に残っているのは、6:00が北の風0.8m/s、6:50では北東の風2.9m/sで、この日の1:00以降、北西の風というのは一度も記録されていません。
まあ、さすがに全くの嘘を書く訳にもいかなかったのでしょう、だいたい北方向から風が吹いていることはこの記事からでもわかります。

で、風が北から吹いているのに南のある第二原発に向かうことが、なんで「風向きは大丈夫だ」なんでしょうか?

私には、この吉田氏の判断は全く理解できません

風向きを見たなら、北方向へ逃げろと指示すべきでしょう。
しかも、風が北から吹いているのですから、南西側にある正門付近では線量が高いのは十分予想されること。

「線量の低い場所を探して退避だ。」と指示し、かつ風向きを見たなら、それに対して「とりあえず正門の先でどうですか」と聞かれて、「それじゃダメだ、北へ行け」と言わなきゃ指揮官として失格でしょう。

この部分においても、吉田氏は正直に答えていない

おそらく、吉田氏はこのような指示は全くやっておらず、逃げた人々が、風向きも関係なく、前日からの打ち合わせに則って、第二原発に向かったのです。

続きます。

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テーマ : 政治・経済・時事問題 - ジャンル : 政治・経済

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