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何もできないなら ー 共同通信「全電源喪失の記録~証言 福島第1原発 最終章」の虚構6


(5)「原子炉の監視」すらできなかったということは「全面撤退」したということ

共同通信が配信した「全電源喪失の記録~証言 福島第1原発 最終章」に記された「事実」を炙り出すシリーズ、その6です。

ネタとしては前エントリと同じ「全面撤退」に関してです。
一旦、「退避」を指示した吉田所長ですが、2号機の底が抜けたという判断が誤っていて、放射線量がそれほど上がっていないという理由で、所員を呼び戻します。

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 退避を命じた早朝の時点で吉田は、2号機の圧力抑制室に大穴が開いて大量の放射性物質が放出され続ける、と考えた。だが正門付近の放射線量は午前9時の毎時1万1930㍃シーベルトをピークに徐々に下がっていた。抑制室に穴が開いていれば、構内の線量も上がり続けるはずだった。
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逆に、2号機圧力抑制室に穴が開いていないのならば、まだ原子炉の監視は続けられる。制御室に滞在する時間を極力短くすれば、被ばくも抑えられるはずだ。
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まだやれることがあるー。
「分かりました」。即答だった。

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「2号機圧力抑制室に穴が開いていないのならば、まだ原子炉の監視は続けられる」ということは、即ち、『2号機圧力抑制室に穴が開いた』と判断して、所員の『退避』を命じた時点で、吉田所長はもはや『原子炉の監視』すらできないと認識していたということ。

それはやはり「全面撤退」を命じたということでしょう。

現に、その後火災が発生した時に、

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「4号機で火災発生。1F(第1原発)では手が出ない。自衛隊なり米軍なりに頼んでください。われわれはお手上げです」
午前9時39分、テレビ会議で吉田が言った。

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残っていた人員は、東電のメンツを守るための人柱。
吉田氏が調書の中で、「使いません、『撤退』なんて」とか「事実として逃げたんだったら言え。逃げていないんだから」などと強弁しているのは、はっきり言って醜悪。

我々が、あなた方が撤退しようとしたか否かを判断するのは、あなた方のメンツを守るための言葉遊びではなく、放射能汚染の被害から国民を守る努力を続けたか否かであり、「やれることがない」状態にしたということは、あなた方はその努力を続けることを諦めた、即ち全面撤退したということです。

続きます。
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