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あまりにも無知なファイナンシャルプランナー4 ー 原価の意味


この一連のエントリでネタにさせていただいている中嶋よしふみという自称ファイナンシャルプランナーさんですが、マクドナルド絡みでもう一つ書いているので、これも取り上げさせてもらいます。

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マクドナルドの「原価」を調べてみた。 (中嶋よしふみ SCOL編集長)
2015年04月22日 05:00

http://sharescafe.net/44389378-20150422.html

マクドナルドの話題が途切れずに続いている。昨年の鶏肉問題や異物混入事件が原因で2014年度決算は上場来初の赤字と報じられた。前社長・現社長の巨額報酬が現場の士気を下げているというニュースもあった。そして先日は早くも今年度の赤字拡大、早期退職者の募集、そして店舗閉鎖が大きく報道されている。

日本マクドナルドホールディングス(HD)は16日、今年2月の決算発表時点で未定とした2015年12月期連結決算見通しで、本業のもうけを示す営業損益が250億円の赤字になると発表した。前期よりも182億円悪化し01年の上場以来最大の赤字となる。赤字は2年連続。同時に本社(東京都新宿区)社員を対象にした約100人の早期退職募集や、不採算店舗131店を年内に閉鎖するなどの再建策も発表。
マック、上場来最大の営業赤字 今期見通し 早期退職100人募集 SankeiBiz 2014/04/17

最近ではマクドナルドに関する分析記事を多数見かけるようになった。赤字に転落したことは事実であり、問題が多数発覚したことも事実だが、それらの記事や報道を読んでもすっきりとしない。赤字や売上以外の数字にほとんど言及していないからだ。

そこでマクドナルドの「原価」に注目したい。ビジネスの構造は原価を抜きに語ることはできない。つまりマクドナルドはどれだけ儲かっているのか?という事だ。

■マックの「粗利」は10%以下。
日本マクドナルドホールディングスの有価証券報告書によれば、マクドナルドの原価率はおよそ90%前後となっている。

過去3年の原価の割合を見てみよう。数字はそれぞれ 材料費(食材など)、労務費(人件費)、その他(賃料など)、そして合計額である総原価の4つだ(いずれも直営店のデータ)。

2013年 34.5% 30.2% 24.6% 89.3%
2014年 35.3% 31.3% 26.7% 93.2%
2015年 35.9% 32.4% 27.8% 96.1%

ドリンクと飲食物、あるいはチーズバーガーとビックマックの利益率は全く違うが、全体の傾向はわかる。売り上げから原価を差し引いた数字を粗利(あらり)という。売り上げを100として上記の原価を差し引くと粗利率は2013年から10.7%、6.8%、3.9%と年々悪化していることがわかる。売上の減少により効率が低下している事が原因だろう。

わずかな差に見えるかもしれないが、マックの売り上げは2000億円を超えているため、1%の違いが数十億の差となる。飲食業で働く人はまあそんなものだろうと感じるかもしれないが、他業種の人はあまりの利益率の低さに驚くのではないだろうか。


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別に驚きはしませんがね(苦笑)。

人件費や賃料まで含めればそれくらいの比率になるのは珍しいことじゃない。
この人の目的はとにかく労働者にワリを食わせることですから、そういう印象を植え付けるためには何でも使うってことでしょうけど、ちょっと会社の数字というものを見たことがある人が読んだら、何バカなこと言っているんだ、という反応しか帰ってこないでしょう。

ちなみに、案の定、そのような批判をされたようで、言い訳がましく、

『ステーキけんの社長も間違える、マクドナルドの原価96.1%について。』
http://sharescafe.net/44569762-20150503.html


こんな記事を書いている。
自分が印象操作するために、固定費にあたる人件費や賃料まで含めて原価に入れ込んだために、その後の分析と整合性がとれなくて批判されたのに、そういうものを「製造原価」に含めたっていいんだとクドクド、クドクド。だったらそれに応じた数字の使い方をしろってだけなんですけどね。

で、おもしろいのはこのタイトル。
この人は何かというと他人が間違っていると言いたがる。
他人が間違っていることが自説が正しいことの証明になんてならないのに、とにかく他人の間違いを主張しようとする。

他者を貶めれば自分が正しいことになると思い込む。典型的なネトウヨですね。この人

話を本題に戻します。

この人は「売上の減少により効率が低下している事が原因だろう」なんて書いてますけど、およそ会社の数字を読んだことのある人の書く台詞じゃありませんね。
そもそも、何の効率が低下しているというのでしょう。
売上げの減少により、人件費や賃料といった固定費にあたる部分の比率が上がっているというのは、効率の低下なんかじゃない。客を離反させてしまったこと、ただそれだけ。
ですからその処方箋も、まずは売上げを増やすことです。

これを「稼働率」の低下と言うならまだわかりますけど、「効率」の低下などと書いたのは、おそらく、従業員の「作業効率が低下」しているという印象を読者に与えて、だから低賃金でも当然という結論に導きたいという思惑があったからでしょう。

そしてこの原価の構成なら、別のことも言えます。

即ち、従業員の給料を5割増しにしたって、商品価格のアップは2割以下で済むということです。
他国のマクドナルドはそのレベルの価格で商品を売り、ちゃんと他の外食産業などと競争し、機械化などせず、従業員に高い給料を払って利益を上げているのです。
他国ではできているのに、日本のマクドナルドだけが、そんな値上げをしたら競争に負けるなどと言っているなら、それは経営者の無能以外の何ものでもないでしょう。

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■フランチャイズ化は正しかった。
赤字転落のきっかけとして指摘されるのが、今では「戦犯」扱いの前社長・原田泳幸氏が推し進めたフランチャイズ化だが、この指摘は正しいのだろうか。

赤字転落した2014年の数字を見ても、フランチャイズ収入は約625億円、フランチャイズ収入原価は約488億円と、粗利率は約22%で直営店の数字と比べて5倍以上と非常に高い。これは直営店の運営と全く異なり、経営指導や店舗運営支援など、ノウハウを提供することでフランチャイズ店からロイヤリティを得ているからだろう。

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全くわけのわからない比較をしています。
フランチャイズ収入って、それこそそのロイヤリティ収入だけでしょ。その原価は経営指導や店舗運営支援の費用だけ。
あたかもフランチャイズ店は2割の粗利があるように印象づけていますが、実際のフランチャイズ店は売上高は2500億円程度であり、その2割以上を上納しているというのがその625億円のフランチャイズ収入の意味。
こんなものは、自分達の人件費に2割上乗せしてフランチャイズ店に請求しました、という意味しかない。
そして、そのフランチャイズ店は直営店と同じように食材を仕入れ、人を雇い、店舗の賃料などを払っている。即ち、その利幅の小さい部分のリスクをフランチャイズ店に負わせて、自分達はその上納金で食っているってだけのこと。

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■フランチャイズはコンサル業。
飲食業とコンサル業では効率が全く違うのは当然で、原田氏が利益率の高いフランチャイズ化に大きく舵を切ったことは決して間違いだとは思わない。ただ、これが店舗運営の質の低下につながったのであれば、それはコンサルティングの質の問題であり、フランチャイズ化自体の問題ではない。

従来からフランチャイズ店はあり、マクドナルドが経営指導をできないはずはない。しかし急激なフランチャイズ化により店舗指導をできる人材などが不足したとか、直営店時代のベテランアルバイトがオーナーに経営を引き継いだ時に辞めてしまうとか、現場レベルでの混乱はあったのかもしれない。

こういったトラブルが起きていたのであれば一言でいえばフランチャイズ化は失敗という事になるが、正確に考えればやり方の問題という事になるだろう。他業種でもフランチャイズ化がうまくいくかどうかはケースバイケースでしかない。

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ですから、そのフランチャイズ化を「利益率の高い」などと評するようでは、この人は本当に会社の仕事というものが何か、全くわかっていないのではないかと疑いたくなる。
これが全く別の事業をフランチャイズで運営していたというなら「舵を切った」というのもわからなくはありませんが、直営店もフランチャイズ店も全く同じものを同じ価格で売っているんですから、そんなもので利益を出そうというのは、単にリスクをフランチャイズ店に押し付けて、本体が確実な利益確保に走っただけとしか言えない。
マクドナルド全体の利益を向上させるという意味では、ほとんど意味の無いことです。

しかも、フランチャイズ化を擁護したいがために、残業代ゼロ法案と同じように、自分の妄想を事実であるかのようにすりかえている。
現に問題が生じているなら、その施策は失敗で決まり。当の経営者はそういうことしかできなかったんですから。
「やり方」がどうのなんて、この人の脳内妄想なんて誰も聞きたいなんて思っていません。

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■24時間営業は正しい。
もう一つやり玉に挙げられるのが24時間営業だ。24時間営業のせいでこれまで閉店後に行っていた徹底的な清掃が出来なくなった、それがクリンネスの低下を招いて顧客離れにつながった、という指摘もある(マック、失われた清潔感 なぜピカピカだった店舗がボロボロに? ビジネスジャーナル 2015/04/11)。

これについては一理あるかもしれないが、24時間営業のメリットは何か?という点も考えるべきだ。

マクドナルドは駅の目の前など一等地に店舗を構えていることも多い。当然家賃も高い。そういったお店を例えば7時から23時までしか営業しなければ、一日のうち1/3もお店を閉めていることになり、稼働率の観点からいえば効率が悪い。人件費や各種コストを賄える以上の売り上げが期待できるのなら、お店を開いたほうが当然利益は増える。

徹底した清掃ができずに客離れが起きているのであれば、それは24時間営業をしながら従来のクリンネスを保つ清掃方法をまだ確立できていない、あるいはメンテナンスのしやすい構造に店舗が作り変えられていない、というだけで24時間営業が問題という事ではない。もちろん従来より清掃はしにくくなっているだろうが、できない理由を探す事は簡単で、難しい事をどうすれば実現出来るか?という事を考えなければ利益が出るはずもない。

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だからあ、「24時間営業をしながら従来のクリンネスを保つ清掃方法をまだ確立できていない、あるいはメンテナンスのしやすい構造に店舗が作り変えられていない」なら、そのままで24時間営業を強行したのは、完全に経営者の失策
24時間営業が問題なんですよ。

新幹線が深夜帯に営業しないのも、それでは適切なメンテナンスができないから。
それによる事故のリスクや設備の状態悪化による客離れを「コスト」に加えてみて、それを賄えるだけの売上げが期待できて初めて24時間営業はやれる。

マクドナルドが、ただ夜間の経費とコストの比較しかせずに24時間営業に踏み切ったなら、その時点で経営者の失策は明らかではありませんか。

そういう経営者を擁護し、一方で、「もちろん従来より清掃はしにくくなっているだろうが、できない理由を探す事は簡単で、難しい事をどうすれば実現出来るか?という事を考えなければ利益が出るはずもない」と、あたかも現場の従業員が怠けているかのような印象を植え付けようとしている。

そういうことを言うなら、それだけの給料を払いなさい、という話なんですけどね。
その意味でも、そして、かつては自分も24時間化による清掃やメンテナンスの問題を指摘していたのにという意味でも、この人の言っていることには全く整合性がない

一体全体、この人はマクドナルドの経営陣にどんな便宜を計ってもらったのかと聞いてみたくなります。

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過去に否定的な意味で話題になった60秒以内の商品提供やメニュー表の廃止、パソコンを開いただけでお店を追い出された、といった話もすべて稼働率を上げるためのアイディアや対応であり、これらが完全に間違いだとは言えない。
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いや、完全な間違いだし、この筆者も大間違い
とにかく、この筆者には商売の基本中の基本であるはずの、顧客のことが全く目に入っていない。
自分達の都合だけで稼働率を上げることばかり考えて、そこを、人が食事をする場所としてふさわしい場所にするという意識が完全に欠如しています。

顧客を待たせない工夫というなら、人を増やすべき。メニューを廃止して顧客にプレッシャーを与えたり、時計を気にしている従業員を見せられて雑な仕事をしているのではないかと顧客に不安を感じさせたり、そんな場所で落ち着いて食事ができるものですか。
あるいは、24時間化のおかげで、深夜に準ホームレスではないかとも思える身なりの方が、100円のドリンク一杯で机につっぷして寝ている姿を見た後で、同じテーブルで食事をしたいと思う顧客がどれだけいるでしょうか。

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24時間営業やフランチャイズ化も含めて、なぜそこまで効率化しないといけないのか……? この問いへの答えは原価の構造を見ればわかるように「利幅が薄いから」という一点に集約される。当たり前だが経営者は数字を見て判断をしているという事だ(ただしこれらマックの施策が最善の方法か、そして上手くいっていたかどうかは当然別の問題だ)。
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原価が材料費だけなら効率化も考える必要がありますが、そこに既に賃料や人件費が入っているなら、「利幅が薄い」ことなど問題じゃない。だってそれはもう織り込みずみなんですから。
必要なのは、そこを居心地の良い場所にして、もっとお客さんに来てもらうようにすること。その点、マクドナルドのやったことは正反対だし、この筆者の考え方は更に輪をかけてダメダメ。

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■「持ち帰り」がマックを救う?
自分が改善策を考えるのであれば、持ち帰り客を増やす事だろうか。店舗に長居されることは効率ダウンにつながる。原価の「その他」のコストは店舗の賃料が大きな割合を占めるだろう。

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顧客というものを人間扱いしていないのがこの筆者。
とにかく、安い値段のものを与えてやれば客は喜んで買ってゆくに決まっていると思い込んでいるようです。

作り立ての温かい食事が店で食べられるから、外食する価値があるのであり、マクドナルドが居心地の良い温かい食べ物を食べられる場所を提供する気がないなら、お客はコンビニでサンドイッチでもコーヒーでももっと安い値段で買う

自分達のブランドの価値を自分で引き下げてどうするのか、です。

おそらく、この人はファイナンシャルプランナーとしても、こういう意識で顧客と接しているんでしょうね。

とにかく、こんな人に自分のお金のことで相談するなんて、絶対にやりたくありません。
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テーマ : 政治・経済・時事問題 - ジャンル : 政治・経済

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コメント

>この人は何かというと他人が間違っていると言いたがる。
他人が間違っていることが自説が正しいことの証明になんてならないのに、とにかく他人の間違いを主張しようとする。

他者を貶めれば自分が正しいことになると思い込む。典型的なネトウヨですね。この人


僕、個人的にこのひとのことを知っているのですが、↑の言葉のまんまのひとです。とても的を得ていたので思わずコメントしました。

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