プロフィール

Author:白砂青松0715
FC2ブログへようこそ!

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

FC2カウンター

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR

図に乗って墓穴を掘った差別主義者 ー アゴラの八幡和郎


前エントリで、アゴラの八幡和郎という人物が、民進党の蓮舫代表の「国籍」を執拗に攻撃して、その中で自分はもっと高く評価されるべきだみたいな売名行為を行っていることを紹介しました。

その後も件の人物の粘着は止むことなく続いていますが、調子に乗りすぎてこんな記事まで書いたようです。

--
サミット歴代参加者全員が生まれながらの国民 --- 八幡 和郎
アゴラ 9月20日(火)7時10分配信

二重国籍はいけないが、生まれながらの国民でなくても首相になって良い、それに反対するのはレイシストだ、とかいう人がいる。もちろん、日本国憲法で帰化人、国籍選択者にも平等になる権利があるわけだから、それを法的に否定する理由はない。

しかし、生まれながらの国民であったほうが良いと思うことは、なんら人権問題でない。地方の首長選挙で地元出身が好ましい、企業の社長選びでプロパーが好ましいと思うのが人権問題だなどと聞いたことがない。

それでは、国際的常識において、どうなっているかといえば、離合集散を繰り返している様な国でない限り、生まれながらの国民でなく、そこの国民しての意識をもって育ったわけでない政治家が政権のトップになることは極めてまれである。

少なくとも、1975年に開始されたサミットの参加首脳についていえば、解釈が難しい一人を除いて全員が生まれながらのその国の国民である。

少しややこしいといったのは、1984年にトリュドー首相の辞任にともなって3か月だけ在任したカナダのジョン・ターナー元首相で、イギリスでイギリス人の父とカナダ人の母との間に生まれ、2~3歳で父が死んだので、母とともにカナダに移り、母はカナダ人と再婚したので、カナダ人の父母の家庭で育った。

国籍については、当時はカナダ国民というものがなく、イギリス連邦国籍であったので判断しようがないのである。(1948年のカナダ国籍制定でカナダ国籍を授与されましたが、英連邦籍は残ったまま。英連邦籍は放棄できない仕組み)

そして、アメリカでは生まれながらの国民でないと大統領になれないので、キッシンジャーやシュワルツネッガーはそもそも資格がなかった。

もし最初に風穴を空けるとしたら、出自より文化や国家への忠誠度を判断基準にするフランスで、現在の首相はスペインからの帰化人だが、国軍司令官でもある大統領だけは例外であってよいという気分が強く、難しそうである。

それでは、なぜ、そういう現実になっているかといえば、ひとつは、意識のうえでその国にだけ過去も現在も未来も忠実であることが望まれるからだ。そして、もうひとつは、外国の実質的な支配下に入ることへの防波堤になるからだ。

日本の天皇はいわゆる万世一系であり、誰かほかに良い人がいるから変えようと言っても正統性がないからこそ統一と独立の守護神たりうる。同じように、外国がどこかの国を半独立国にしようと思っても、首相は生まれながらのその国の人からしか出せないとなれば、少なくとも、ちょっと面倒である。

そういうことが、古今東西、一つの国が独立を維持する上で強い防衛力になってきたわけで、その効用は馬鹿にしたものではない。

そういう効用を論じることは、少なくとも、人権問題ではない。生まれながらの大統領を要求するアメリカ憲法が国際的な人権規約に反するなんぞ聞いたこともない。

この問題について、違う意見の人があってもよいし、実は私自身迷っているのだが、これを人権問題とすりかえて論じるのは非常識で下劣である。

蓮舫さんについては、二重国籍であろうがなかろうが、日本に愛着も忠誠心も持ってそうもなく論外だが、もし、仮に、同じ台湾人でも李登輝さんがアメリカでなく日本に留学して、そのまま帰化でもしていたら、そのとき、日本人はどう考えただろうか。李登輝さんは申し分ないが、やはり首相だけには・・・と考えるかどうか、日本人はおおいに悩んだだろう。

頭の体操として考えると有意義だと思う。「反日」だとか「レイシスト」とかいう単細胞型のレッテル貼りから一歩進化した議論をしたいものだ。

*思い出したが私がENAに留学していたときにフランス人学生向けの卒業面接試験を膨脹していたら、テーマは「オペラ座の監督にイタリア人を任命したことの是非いかん」だった。このあたりはEU統合の進化でだいぶ意識が変わったが。

八幡 和郎

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160920-00010000-agora-pol
--

偉そうなことを書き連ねている割には、この人の歴史や政治に関する知識は誠にお粗末
したがって、結局彼が言いたいのは、

『日本人以外の血が混じっている蓮舫のような人物が日本の政治に参加するなんてあってはならないこと』

ということだけになってしまっている。
まさにレイシズムです。

>地方の首長選挙で地元出身が好ましい、企業の社長選びでプロパーが好ましいと思うのが人権問題だなどと聞いたことがない。

なんて書いてますけど、これ、立派な人権問題です。
前者については、個々の選挙民がそういう意識で投票することはあるでしょうけど、対立候補や中立であるべきマスコミなどが、選挙期間中にそういう部分を取り上げて、候補者を攻撃するのはやってはいけないことでしょう。かつて新井将敬氏が立候補した時に、石原慎太郎陣営が彼のポスターに朝鮮籍から帰化していることを貼り付けた黒シール事件というものがあったことも、この人は知らないらしい。
そして、後者については、能力ではなくプロパーだからという理由で社員を昇格させたら、昇格できなかった社員からハラスメントで訴えられても文句は言えません。

で、この後はどんどん墓穴が深くなってくる。

>少なくとも、1975年に開始されたサミットの参加首脳についていえば、解釈が難しい一人を除いて全員が生まれながらのその国の国民である。

大間違い。

前エントリでも書いたように、蓮舫代表が生まれた時に日本国籍を持てなかったのは、日本の法律がそうだったから。他の国なら蓮舫代表だって、立派な生まれながらの国民です。

そして、この人は一番大事な人を忘れている。

そう、オバマ大統領

オバマ大統領の父親はケニア(当時はイギリス領)から来た留学生であり、オバマ大統領はハワイでアメリカ人の母親との間に生まれている。
外国人の父親と国民の母親との間で、国内で生まれているという点で、蓮舫代表のケースと全く同じです。

もし当時のアメリカが日本と同じように父系主義をとっていたら、オバマ大統領は生まれながらにしての国民にはなれなかった。

「他国の首脳は〜」なんて言うなら、その他国がどのような条件で国籍を与えているかをきちんと比較して、同じ基準で論じなければ、そんなものは蓮舫代表を攻撃したいという結論ありきのものにしかなりません。

というか、この人は2008年の大統領選で何が起きたかも全然知らないんでしょうね。

オバマ大統領の国籍問題は、選挙戦においてリアルな論争となり、訴訟にもなったケースです。産まれたという病院が実在しないではないか、オバマは実はケニアで生まれたのではないか、インドネシア国籍ではないか、といった様々な「疑念」が投げかけられた。
それに対してオバマ候補はハワイの病院で産まれたことを示す出生証明書を公開しましたけど、それでも疑いの目を向ける人は大勢いた。
現在の共和党候補のトランプ氏もその一人。

でも、アメリカの国民は、2008年も2012年もオバマを選んだ。


>そういう効用を論じることは、少なくとも、人権問題ではない。生まれながらの大統領を要求するアメリカ憲法が国際的な人権規約に反するなんぞ聞いたこともない。

そういうアメリカ国民から見れば、日本では今更こんなことが論じられているなんて噴飯モノの事態だし、自分たちのレイシズムを満たしたいがためにアメリカを出汁に使うな、と怒りを覚えても不思議ではない状況でしょう。


>これを人権問題とすりかえて論じるのは非常識で下劣である。

オバマ大統領と蓮舫代表の状況を正しく比較せず、こんなことを書けば、それは間違いなく非常識かつ下劣な人種差別にしかなりませんし、下手をすれば国際問題にもなりかねません。


>仮に、同じ台湾人でも李登輝さんがアメリカでなく日本に留学して、そのまま帰化でもしていたら、そのとき、日本人はどう考えただろうか。李登輝さんは申し分ないが、やはり首相だけには・・・と考えるかどうか、日本人はおおいに悩んだだろう。

そしてこの人は、ここでもお粗末な歴史認識を披露し、結果的に自分がレイシストであることを白状している。

普通の人なら簡単に理解できることだが、李登輝氏は1923年に台湾の台北州淡水郡で産まれている。その時、台湾は日本が統治しており、岩里政男という日本名も持っていたまさに「生まれながら国民」
しかも、この人は李登輝氏が京都帝国大学農学部に進学し、学徒出陣で出征していることも知らないらしい。

彼が戦後もそのまま日本にとどまり、国籍を取得して政治家となった時、「首相にだけは」などと言えば、それは明らかな人種差別です。

結局この人は、自分が注目されて舞い上がり、薄っぺらな知識で好き勝手なことを書いてしまったために墓穴を掘った


>「反日」だとか「レイシスト」とかいう単細胞型のレッテル貼りから一歩進化した議論をしたいものだ。

自分のレイシズムを満たそうと蓮舫代表を「反日」呼ばわりしているだけだったことが明白になったのが、この記事でした。
スポンサーサイト

テーマ : 日本を正常な国に戻したい - ジャンル : 政治・経済

<< 間違っていました | ホーム | これがあなた方の信じる日本人のあるべき姿ですか ー 蓮舫氏の台湾籍問題 >>


コメント

他にもいますし

アメリカは原住民以外は移民の国(または奴隷の子孫)なの、知らないんですね。リンカーン死後、副大統領のボリス・ジョンソン、ほか共和党候補で超極右のバリー・ゴールドウォーターや穏健派ミット・ロムニー等々が『生まれながら』じゃ無いのでバカ丸出しですね。
リンカーン暗殺犯のジョン・ウィルクス・ブースもイギリス移民俳優の子ですがシェイクスピア劇の主役を演じる希代の名俳優でした。

ついでに言っちゃえばヒトラー総統もオーストリア出身ながらドイツで兵士になり、首相に指名させるまでに至りました。
でもって天皇のルーツも韓国(朝鮮半島)にあることを天皇が認めてますから、何重もの意味で愚者ですね。恥ずかしくないのかなマジで

承認待ちコメント

このコメントは管理者の承認待ちです

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

 ホーム