プロフィール

白砂青松0715

Author:白砂青松0715
FC2ブログへようこそ!

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

FC2カウンター

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR

アルジェリア事件で実名報道批判をする人の不思議(2)

アルジェリア事件に伴う実名報道についての批判に対する第二の疑問ですが、それは元エントリのコメントにもあった「本白水さん」という人の行動。

この人のブログを見ていると、こんなことが書かれている。

--
叔父を誇りに思います
投稿日: 2013年1月22日 作成者: 本白水智也

昨夜、菅官房長官が被害者の実名は公表しないと明言してくれたので安心していたところ、今朝の朝日新聞を見てガッカリしました。実名を公表しないという約束で答えた取材の内容に実名を加え、さらにフェイスブックの写真を無断で掲載しておりました。

ただでさえ昨夜の発表を受け入れるのが精一杯の私たち家族にとって、こんなひどい仕打ちはありません。記者としてのモラルを疑います。

16日の事件発生から昨夜まで、日揮の情報はとても少なくて、私たち家族は日本の報道や海外メディアの不確かな情報に一喜一憂し、振り回されておりました。なぜ日揮はここまで情報を出すのに慎重に慎重を重ねていたのか疑問だったのです。それが昨夜の菅官房長官の「被害者の実名は公表しません」という言葉で分かりました。彼らは私たち被害者家族を守るために細心の注意を払っていたのです。

いまだ大変危険な状態のイナメナスに命がけで安否確認のために現地入りした、日揮の川名浩一社長と城内実外務政務官、人命よりもテロ掃討を優先し、価値観、考え方、近隣諸国との社会情勢など様々な事情により、まったく話が通じないアルジェリアを相手にイニシアチブをとって情報を引き出してくれた安倍首相、現地で訳の分からない扱いを受けることなく日本人の形式でしっかり棺に入れていただき、専用機で日本まで連れて帰ってくれるということなど今回の一連の対応に心から感謝したいと思います。

技術者として世界を舞台に第一線で活躍していた叔父を誇りに思います。一日も早く日本に帰ってきてもらい「おかえりなさい、お疲れ様でした。」と言いたいです。

http://livemedia.jp/?p=1256
--

確かに、本当に実名を出さないという約束で取材したのに、それを公表したというなら、それは問題。

しかしながら、それ以外の部分について、この人の言っていることははっきり言って意味不明(また、そもそも何で実名を出さないなんて約束を記者としたのかも意味不明)。

そういう危険な場所に自分の身内を送り込んだ日揮の社長に対して、普通なら恨み言の一言も言いたくなる筈でしょうに、それが「感謝」ってどういうことなんでしょ。
自分の身内は死ななければならなかったような危険な場所に乗り込んで行った、そして、生きて帰って来たなら、「何で、自分の身内に対してもそれだけの安全策を講じなかったのか」と言いたくなるものじゃないんですかね。

そして、安倍が一体全体何をやったって言うんです?
アルジェリア政府の強攻策を止められなかったことよりも、情報を引き出したことに「感謝」ですか? だいたい何の情報を安倍が取って来たって言うんでしょ。

そして、日揮からの情報が少ないっていうのが何で家族を守るために細心の注意を払ったことになるのか。本当に情報を持っていて、もし、それをマスコミに流すと家族が迷惑するようなことがあるなら、家族にだけ情報を流せば良いことじゃありませんか。
それすらやらなかったことが何で家族を守ることになるのでしょう。家族の誰かがマスコミにリークするとでも言うんですか? そう思っているなら、この本白水さんという人も、随分と他の家族の皆さんを見下していませんかね。

家族に情報を流さないことに、家族を守るなんて要素はどこにも無い。
それを、このように書くのは、この人には別の意図があるのではないでしょうか。

で、結局、この本白水さんという人は、このサイトで主に朝日をターゲットにした実名報道批判を繰り広げている。
それほど頻繁に更新しているわけではなく、2013年に入って書かれた記事は全部で18本なのに、そのうちの8本がこの事件関係。

実名を出されて怒っている割には、被害者となった叔父さんが撮った写真を紹介するなんて、自ら名前を売り込みたがっているんじゃないですか?

これでは、朝日が実名報道したことが、まるで「渡りに船」だったように見えるんですけど。
そして、そもそもが朝日に対して実名を出さない云々といった約束を結ばせたこと自体が、被害者家族を守るのではなく、最初から日揮や政府を守るための手段だったのではないかと、思えて来るんですけど。

まあ、この方のプロフィールを見ると、政党の広報なんかもやっているようですし、こういう行動を取られるのもさもありなん、という気がします。


スポンサーサイト

テーマ : 政治・時事問題 - ジャンル : 政治・経済

<< メタンハイドレート産出試験に成功 | ホーム | アルジェリア事件で実名報道批判をする人の不思議(1) >>


コメント

日揮に対して

日揮の下で仕事したり海外に行ったりしてます

遺族が日揮に恨みを抱くべきという内容ですが
今回のこの件はいわゆる事故ではなくテロ
つまり計画された殺人ですので、日揮に責任があるとは言いがたいですね
業務中に死傷していますが、免責でしょう

なにより日揮はアルジェのプラントを切っ掛けにのしあがった企業なので
社員もそのへんは重々承知してましたね

まあテロで死ぬよりも転落して死ぬ方が圧倒的に確率が高いので
アルジェが特別危険という訳でもないですよ

日揮に責任ない?

これが米だったら、日揮は100%責任ありで訴訟ですね。
ただし刑事ではなく、民事です。
業務上の死は必ず雇用主の責任となります。

日揮の従業員の方、あなたの権利を確認すべきです。

米人の現地プラントマネジャーがTVで話していましたが、あのプラントはア軍によって厳重警戒されており、隣接の軍基地には戦車まであったということです。
日本では、日揮は小額の賠償金で事件のかたをつけるかも知れないけど、社会的には、内戦の地で従業員を働かせていたという責任は重いはずです。




あ、アメリカ政府のコメントが記事にありましたね

http://sankei.jp.msn.com/world/news/130122/amr13012208550001-n1.htm

雇用者の義務

雇用者は雇用人に安全を保障する義務があるのです。
この義務は雇用契約そのものの前提である、というのが現在の米雇用法の考え方ですから、雇用者はこの義務から逃れることはできません。

民主主義下での雇用法は、雇用人を弱者と認め、雇用者が強者の立場を悪用することを法的にブロックしているわけです。

転落して死ぬ人の方が多い、などの言葉から察すると、日揮は雇用者の安全を無視し荒稼ぎをするハゲタカ企業の典型のように見えます。
日本や東南アジア系の労働者には、雇用人の法的権利が保障されていないのか、知らないのか、私にはわかりませんが。

サンケイの記事を紹介して、日揮を擁護するのは、おそらくストックホルム・シンドロームに影響されているのではと私には思われます。

日揮との接し方を考え直すべきなのかもしれませんね

エンジニアさん

>日揮の下で仕事したり海外に行ったりしてます

私も、所属する組織の命令で海外に行ったり、部下を行かせたりしています。


>遺族が日揮に恨みを抱くべきという内容ですが

そんなことは言ってませんよ。
ご遺族が日揮にどのような思いを抱くかは、ご遺族の自由というか、ご遺族にしか決められないこと。しかしながら、相対的に「恨み言」よりも「感謝」が先に出て来るっていうのは、おかしいのではないかと申しているのですよ。
そして、「恨み言」も出ないような方は「感謝」などもしないでしょうと。


>今回のこの件はいわゆる事故ではなくテロ
>つまり計画された殺人ですので、日揮に責任があるとは言いがたいですね
>業務中に死傷していますが、免責でしょう

そこの感覚は、私とは全く違いますね。
業務でそういう危険な場所に行かせたのですから、送った者としての責任を免れることはできないでしょう。

例えば、工場で高所からの転落事故があって死者が出たとします。それが被害者本人の不注意によるものだったとしても、そういう不注意な人物を高所に行かせた、あるいは不注意な人物が行っても事故が起きないような安全策を講じておかなかったという、会社としての責任を問われる。
それが業務中の死傷ってことです。


>なにより日揮はアルジェのプラントを切っ掛けにのしあがった企業なので
>社員もそのへんは重々承知してましたね

私は、自分の所属する組織があなたが言うような態度を取るなら、海外赴任は拒否するでしょうし、自分の部下も行かせません。特に部下の家族に対して申し訳が立ちません。
少なくとも私のところは、組織は君たちを守ると言って、送り出しています。

もし、日揮があなたの言うようなことを社員に刷り込んでいたなら、これからは日揮との付き合い方は考え直した方がよさそうです。
そういう社員の安全に無頓着な社風の企業は、安全に対するコストを切り詰めれば「のし上がれる」と判断するでしょうから、そのうち現場でも事故を起こします。巻き込まれるのはゴメンです。


>まあテロで死ぬよりも転落して死ぬ方が圧倒的に確率が高いので
>アルジェが特別危険という訳でもないですよ

で、あなたは転落しても、例えばそれが本人の不注意によるものなら、「業務中に死傷していますが、免責でしょう」とお考えになるのですか?
そういう方が「エンジニア」を名乗るというのは、正直言って理解に苦しみます。

「特別危険」かどうかなんて一切関係無い。
予見できなかったのも仕方ないと評されることはあったとしても、結果として、業務中に死者を出してしまったら企業の責任は免れない。
それが従業員にその場所に行くように命ずる企業の、最低限果たすべき義務ってものでしょう。


>あ、アメリカ政府のコメントが記事にありましたね

それが何か?
テロリストに責任があろうとも、業務にあたる従業員の命を守る義務が企業にはあります。


業務中の従業員の命を守るのは企業としての最低限の責務

chukaさん

>業務上の死は必ず雇用主の責任となります。

私もその通りだと思います。


>日本では、日揮は小額の賠償金で事件のかたをつけるかも知れないけど、社会的には、内戦の地で従業員を働かせていたという責任は重いはずです。

今回、その責任を極力小さくするために、実名隠しを画策したのかなという疑いが、エンジニアさんの言う日揮像を読んで、ますます大きくなりました。


>まあテロで死ぬよりも転落して死ぬ方が圧倒的に確率が高いので
アルジェが特別危険という訳でもないですよ

日本人だけで10人もの人が亡くなった事件の後でそういう話なのなら、日揮のもとでの仕事やアルジェリアその他での仕事というのは、治安面、作業の安全面双方で言語道断の危険度ではないですかね。そんなところで仕事なんかしたくありませんね。

ところで、元アルジェリア大使(本の出版直後急死)が執筆した「アルジェリア危機の10年」http://www.amazon.co.jp/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%AA%E3%82%A2%E5%8D%B1%E6%A9%9F%E3%81%AE10%E5%B9%B4%E2%80%95%E3%81%9D%E3%81%AE%E7%B5%82%E7%84%89%E3%81%A8%E5%86%8D%E8%A9%95%E4%BE%A1-%E6%B8%A1%E8%BE%BA-%E4%BC%B8/dp/4835530926という本をもっていまして、今回の事件後本棚から取り出して奥付の著者紹介を見たら、肩書に「日揮㈱顧問」とありまして、なるほどなあと妙に感心してしまいました。

Bill McCrearyさん

>今回の事件後本棚から取り出して奥付の著者紹介を見たら、肩書に「日揮㈱顧問」とありまして、なるほどなあと妙に感心してしまいました。

情報ありがとうございます。
日揮という会社が、それだけアルジェリアのプロジェクトに熱心だったということですね。
それ自体は悪い事ではないと思いますけど、やはり社員の命を守り切れなかったというのは、会社としての判断ミスだったと言わざるを得ないですね。



コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

 ホーム